宅建はほぼ過去問のみを問う試験⁉「独学は過去問だけでOK」は危険‼

宅建はほぼ過去問のみを問う試験⁉「独学は過去問だけでOK」は危険‼

「宅建てほとんど過去問のみ問われる試験だから、独学でも過去問だけ解いておけば大丈夫なんでしょ?」そこのあなた、独学で宅建に向けて勉強しようと情報収集の真っ最中ですか?ネット上で検索すると、「過去問だけで合格!」といったような記事をよく目にします。

そういった意見を見ると、「宅建は、独学でも過去問さえやっていれば合格できるんだ!」と思ってしまいますよね。しかし、ちょっと待ってください。

その認識には、少し誤解があるかもしれません。宅建という試験において、「過去問」はたしかに重要です。過去の出題傾向や重要論点を知る上で、これに勝る資料はないといえます。

しかし、宅建は「過去問のみ問われる試験」ではありません。ましてや、独学での勉強法として「過去問だけ解くのみ!」には賛成しかねます。

この記事では、(私が)過去問だけで挑むことに賛成できない理由と、独学で合格するために必要な勉強法をご紹介します。

※独学で宅建合格を目指す方は、こちらの記事も是非ご一読ください‼

関連記事

「宅建士資格って、独学で取れるの?」そこのあなた、これから独学で宅建士の資格取得を目指してらっしゃいますか? もしくは、すでに勉強中でしょうか。独学での資格取得に付きまとうのが、勉強のやり方や工夫の仕方に関する不安ではないでしょうか?[…]

独学で宅建士になる方法‼勉強のやり方や工夫の仕方が合否を分ける⁉
関連記事

「独学でも宅建て取れるの?」そこのあなた、独学での宅建取得を考えていらっしゃいます?もしくは、すでに勉強中かもしれません。 自分1人で勉強するって、とても根気がいることですよね。不安ですか?大丈夫です!独学で宅建を攻略するためのコツ、[…]

「独学でも宅建って取れる?」大丈夫‼宅建攻略のコツ、教えます!
関連記事

「宅建の勉強って何から始めるべき?」そこのあなた、独学で宅建の勉強をする場合はどこから手をつけるべきか、お困りですか?勉強の進め方や順番、科目の優先順位の付け方って迷いますよね。独学は、通学や通信講座とは違い、予めマニュアルが用意されている[…]

宅建の勉強…何から始める⁉優先順位はどこから?進め方や順番は?
関連記事

「独学ならノートは作るべきか…」そこのあなた、宅建勉強用のノートを作るか迷ってます?独学は、何もかも自分で準備して試験に挑む必要があります。わからないことがあれば、自分で解決するのが基本です。 「それなら、内容理解のためにノートを作ろ[…]

「え、独学ならノートって作るべき?」宅建の勉強にノートは必要…?

「独学での宅建合格には過去問だけ」は危険‼過去問だけの意味、取り違えてません?

「独学での宅建合格には過去問だけ」は危険‼過去問だけの意味、取り違えてません?

宅建は、ほとんど過去問のみ問われる試験だから、過去問だけ解いて受験すれば大丈夫なんでしょ?」そこのあなた、独学での宅建取得を目指していらっしゃる、もしくは、宅建にご興味がある方とお見受けします。

独学で宅建に挑戦するため、勉強方法などについて情報収集すると、「宅建は過去問だけで合格できる!」のような言葉をよく目にします。

「へえ、宅建て過去問だけで合格できるのか…!」そう思ってしまいますよね。でも、ちょっと待ってください。その認識には少し誤解があるかもしれません。

たしかに、宅建という試験を独学で勉強する上で、過去問はとても重要な資料です。過去の出題傾向や問題形式を把握し、試験範囲の軽重を判断する上で、これほどまでに参考になる資料はありません。

しかし、だからといって、「宅建はほとんど過去問のみ問われる試験」というには語弊があるように思います。宅建は、「ただ過去問だけ解いておけば合格する試験」ではありません。もし、あなたがそうお思いでしたら、ちょっと解釈を改める必要があります。

以下では、あなたが「宅建資格対策における過去問の位置づけ」を取り違えている可能性があること、そして、その認識を改める必要性をお伝えします。

独学での宅建対策には「過去問だけが重要」ではなく「過去問も重要」‼

もし、あなたが「宅建は、過去問をちょっといじった問題のみ問われる試験だから、過去問だけ解いておけば十分」とお思いでしたら、そこには誤解が生じている可能性があります。勘違いしていただきたくないのは、「宅建は過去問だけが重要」なのではなく、「過去問も重要」だということです。

たしかに、宅建という試験において「過去問」をやりこむことは非常に重要なことです。通学や通信講座でもそうですが、宅建試験対策用のテキストや問題集も、過去問をベースにしたものがたくさんあります。

過去問は、これまでの出題傾向や出題形式(本試験では、どういった文言が使われているか等)を把握し、「次の試験で出題される可能性が高い部分」を見極めることにおいて、非常に優れた資料と言えます。過去問は、宅建試験がどのような試験かを物語る、紛れもない「証拠」なのです。

これなくして、対策などできません。しかし、「過去問だけやっていれば合格できる」というのは少し語弊があります。

法改正が行われる

「過去問だけやっていればOK」ではないことの理由の1つは、過去問が「過去の問題」であることです。宅建の試験範囲は、「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「税・その他」と大きく分けて4つあります。

ここから4者択一形式で50問出題され、配点は、「権利関係」が14点、「宅建業法」が20点、「法令上の制限」「税・その他」が各8点となっています。

つまり、配点の大半を占める試験範囲には「法律」が含まれていることがわかります。

試験科目 配点
権利関係 14点
宅建業法 20点
法令上の制限 8点
税・その他 8点

当たり前ですが、法律は改正されるものです。時代の変化や社会の実情に応じて、法律は変化していく必要があります。

そして、不動産取引の専門家として、様々な法律を扱う「宅建士」は、もちろん法改正には敏感でなければなりません。これから「宅建士」になるために「宅地建物取引士資格試験」を受験しようというのですから、試験勉強をするにおいて法改正は必ず押さえておくべきなのです。

もちろん、過去問の出題傾向を分析し、重要な論点における改正かどうかによって、新たな法改正が試験に出題されるかはある程度予測できます。

これまでの宅建試験において、全く出題されてこなかった分野において法改正が行われても、それが試験対策において押さえておくべき箇所とは言いにくいでしょう。しかし、過去の出題率が高い分野が改正された場合はどうでしょうか。

出題者の気持ちになって考えてみてください。「非常に重要な条文が改正されたから出題しよう」となりそうです。私が出題者なら、間違いなく出します…。一定のペースで改正が行われる「法律」という分野を扱う試験において、「過去問だけ」を解いて試験に挑むとどうなるでしょうか。

法改正についての知識は身に付きますか?古い法律の知識は、過去問によって身に付いているかもしれません。しかし、あなたが受けるのは過去の試験ではないですよね。

いくら旧法の知識が完璧でも、改正後の条文について知らなければ太刀打ちできないのです。これが、「宅建は過去問だけ解いておけば大丈夫」という認識に誤解が生じていると指摘する理由です。

過去問だけでは「理解」に不十分

「宅建は、独学でも過去問だけ解いておけば大丈夫!」は危険‼
→法改正が行われるから。
→過去問とその解説だけでは、理解することにおいて不十分だから。
そして、もう1つ「過去問だけ」が危険だとする理由は、「きちんと理解する」ためには、過去問だけでは不十分だといえるからです。

近年では、ネット上で宅建の過去問が無料で手に入るようになっています。解説もついており、非常に便利です。

しかし、宅建対策のために「過去問」を解くというなら、単に問題を解いておけばよいのではありません。そうです。大切なのは解説を読んで、しっかりと理解することです。

特に「権利関係」に含まれる民法では、条文解釈や裁判例などが問われます。そこでは、裁判所が下した結論や解釈論を理解して、「何故なのか」を知る必要があります。

ときには納得できないような判断を下している判例もありますが、それを踏まえて自分の中で咀嚼していくことが重要なのです。過去問だけを解き、解説を読んで、また解いて…。

確かに、アウトプットとしては非常に大切な作業です。しかし、過去問を解いた後、解説を丁寧に読んでいますか?理解していますか?

解説だけでその論点について理解できますか?裁判例について詳細に記載されたテキストは要りませんか?あなたが、過去問と解説だけで試験で問われる重要論点を全て理解できるのならば、「過去問だけ解いておけば大丈夫」だと思います。

しかし、そんな人の方が少ないのではないでしょうか。これが、宅建対策に「過去問だけ」では不安だという理由です。

このように、「宅建は過去問をちょっといじっただけの問題のみ問われる試験」だから「独学でも過去問だけ解いておけば大丈夫」というのは危険です。

法改正が行われること、そして、過去問と解説が無料で手に入る時代だといっても、それだけで重要論点を全て理解することは困難であるといえます。宅建において過去問は重要です。

しかし、「過去問だけが重要」なのではなく、「過去問も重要」なのです。この点をはき違えないようにしていただきだたいと思います。

「宅建には過去問だけで大丈夫」は危険‼独学に必要な勉強方法は⁉

「宅建には過去問だけで大丈夫」は危険‼独学に必要な勉強方法は⁉

「宅建は過去問からの焼直しからのみ問われるのがほとんどの試験だから、過去問だけ対策すれば大丈夫!」独学での宅建勉強法を検索すると、「宅建は過去問だけで合格でできる!」などといった文字をよく目にします。しかし、私としてはこれには賛成できません。

何故なら、過去問はその名の通り「過去に出題された問題」なので、法改正に対応していません。また、ネットで過去問とその解説も手に入るからといっても、きちんと理解するにはそれだけでは不十分です。

法解釈や裁判例の結論は、そこに至った判断要素や理由を知ることがとても重要になってきます。試験範囲を正しく理解し、知識として使えるようになるには、「得た知識を理解して咀嚼する」ということが必要なのです。

それ故、「過去問だけで合格できる」「過去問のみ問われる」というには語弊があります。ただし、過去問が独学での宅建試験対策において重要な役割を果たすことは事実です。物は使いよう。過去問を上手に使えば、独学で宅建合格を目指すことは可能です。

では、独学で宅建に合格するためには、どのように過去問を取り入れていけばよいのでしょうか?以下では、独学での宅建学習のポイントをいくつがご紹介します。

過去問をベースとしたテキスト(参考書)を手に入れる

独学で宅建に合格するためには、過去問だけでなく、テキスト(参考書)も手に入れておきましょう。

先述した通り、特に独学において宅建に挑戦するならば、過去問だけでは不十分です。いくら解説付きのものを手に入れたといっても、特に「権利関係」の部分では理解できない箇所が複数出てくるはずです。

裁判例において、「何故この理由付けなんだろう」「どうして過去の判例とは異なる見解を示したんだろう」といったことや、「この解釈は、通説と言われているけど、他の説とはどういった点で違うんだろう」という法解釈上の疑問など、過去問だけではどうしてもカバーできないモヤモヤが出てくると思います。そして、本当に重要な論点を理解するためには、そのモヤモヤが大切だったりするのです。

そのとき、「どうして?」を解決してくれるテキストが一冊あると、とても心強い味方になってくれます。本屋さんにいくと、宅建対策用のテキストがたくさん並んでいると思います。

「どれがよいのかわからない!」と混乱してしまうかもしれませんが、基本的には、あなたが読みやすいものを購入していただければ大丈夫です。オススメは、項目ごとに過去問の出題率や頻出度など、重要かどうか示されているものです。

膨大な試験範囲が問われる宅建において、必要な内容とそうでないものを取捨選択することは、効率的な学習に繋がります。それを助けてくれるものであり、かつあなたがわかりやすいと思えるものを購入してください。

また、私としては、過去問そのものよりも、それに加え、テキストに対応した問題集も手に入れることをお勧めします。過去問をベースとしているだけはなく、重要な点を取り出してまとめてくれているものもあり、効率化に一役買ってくれるはずです。

過去問を解いて抱いたモヤモヤを解決してくれる「テキスト」を手に入れること。
(※テキストに対応した問題集も手元にあると安心。過去問だけでは補いきれない予想問題や、勉強の効率化に一役買う可能性がある。)

このように、独学で宅建合格を目指すのであれば、過去問に加え「テキスト」を少なくとも1冊は用意しておきましょう。あなたのモヤモヤ解決に役立ってくれるはずです。

テキストと過去問(問題集)でインプットとアウトプットを繰り返す

過去問のほかにテキストを手に入れれば、テキストに基づいたインプットと過去問でのアウトプットを繰り返しましょう。先述しましたが、宅建は過去問だけが重要なわけではありません。

しかし、過去問が重要なことは紛れもない事実です。出題傾向と出題形式を知り、インプットした知識を適切に出すには、過去問の活用が必要不可欠です。

ですが、基礎知識がなければ問題を見ても「?」が頭を埋め尽くすだけです。まずは、テキストに軽く目を通し、試験範囲の雰囲気や用語に目を慣らしましょう。

そして、だいたい慣れた頃に、本格的にテキストの内容を頭に入れていきます。全てを覚える必要はありません。覚えるに越したことはありませんが、テキストで読んだ内容を理解し、自分なりに「なるほど」と思える程度で大丈夫です。

そして、ここで大切なのが、項目ごとに、対応する問題に目を通し出題形式を把握することです。ちょっとだけアウトプットするのです。これだけで、インプットの質が格段に上がるはずです。

そうして一通りテキストを読み終えたら、早い段階からアウトプットに移りましょう。全て正解できなくても構いません。いきなり解ける方が怖いです。アウトプットを通して、知識を定着させるイメージを持っていただければと思います。

これもインプットの一種といってもよいかもしれません。問題を解いたら、正誤と日付、そして問題を解いた感触を記録します。○×に加え、「自信のない分野」「要確認」の印として「△」も有効です。テキストに戻り、もう一度問題を解く。とにかくインプットとアウトプットの繰り返しです。

インプットした内容は、正しくアウトプットできなければ意味がありません。試験本番は、いわば最後のアウトプットです。日ごろのアウトプットの訓練がものを言うのです。そのためにも、過去問は非常に重要です。

しかし、やはり知識の定着をはかることを考慮し、初めての用語や分野に足を踏み入れるハードルの高さを踏まえると、テキストによるインプットは欠かせません。

「過去問をテキストにする」という意見も見られますが、特に初学者の方には困難な手段だと思います。

テキストと過去問(問題集)で、インプットとアウトプットを繰り返す

① テキストで出題範囲や科目の内容を確認。
(軽く目を通し、初見を済ませておく。用語などに目を慣らしておく。)

② ①の内容と過去問での頻出度を参考に、勉強する順番を決める。
(あなたに合ったスケジューリング)

③ テキストでインプットする。
(分野ごとに対応する問題集を覗き、軽く解いてアウトプットを挟む!)

④ 問題集・過去問でアウトプットする。
(正誤(○△×)と日付を記録!)

⑤ ④で間違えた問題は、テキストで確認。

⑥ ④と⑤を最低5回は繰り返す。

このように、独学で宅建合格を目指すならば、テキストを使ったインプットと過去問(問題集)を使ったアウトプットをひたすら繰り返しましょう。それが、あなたの合格率をグッと上げるはずです。

「宅建は、ほぼ過去問のみ問われる試験だから独学でも過去問だけで大丈夫」は危険‼

「宅建て、ほとんど過去問の使い回しからのみ問われる試験だから、独学でも過去問だけで大丈夫なんでしょ?」そこのあなた、独学での宅建取得に向けた情報取集の真っ最中ですか?ネットでは「宅建は過去問で合格できる!」といった意見が散見されます。

たしかに、宅建において過去問は重要です。しかし、過去問だけが重要なのではありません。「過去問も重要」なのです。独学者にとって、過去の出題傾向や出題形式の把握、知識の取捨選択は必要不可欠です。

重要な部分とそうでない部分を知ることで、学習の軽重が付き、効率的な勉強ができるからです。宅建試験とは何たるかを知るにおいて、過去問ほど役に立つ資料はありません。しかし、「過去問だけで対策!」は危険です。何故なら、宅建試験では、法改正に対応する必要があるからです。

そして、ネットで過去問と解説を手に入れることができるとはいえ、本当に知識を理解し咀嚼するためには、それだけでは不十分だといえます。そこをはき違えないでください。

ですので、独学で宅建合格を目指すのならば、過去問だけを解いて挑むのではなく、あくまで学習過程に過去問を上手く取り入れることで合格を目指しましょう。独学での勉強には、まず、過去問を解いて抱く疑問や、モヤモヤを解決してくれるテキストを手に入れることが必要です。

そして、そのテキストによるインプットと、過去問(問題集)によるアウトプットを繰り返しましょう。きちんと知識を定着させようとするならば、過去問だけでは不十分です。過去問は、宅建合格に必要不可欠な資料です。しかし、十分条件ではないということは覚えておいてください。

>profile

profile

(名前:豆のとめ吉、年齢:20代後半、性別:女)
大学在学中(法学部)に「宅建」に独学で一発合格いたしました。
「法学部出身なら楽勝だったんでしょ?」確かに、全くの畑違いではありませんでした。
しかし、本番までは5ヶ月程度、さらに大学の期末試験とも重なり、使える時間は、通学時間や講義の空き時間などの隙間時間だけ…!そんな中、どうやって合格したのか…。
私の経験に基づき、「独学での宅建合格方法」をご紹介します‼

CTR IMG