「宅建の難しい分野はどこ?」試験対策にひと工夫必要なところとは?

「宅建の難しい分野はどこ?」試験対策にひと工夫必要なところとは?

「宅建の試験対策で難しい分野とか、力を入れた方がいいところってどこ?」そこのあなた、独学での宅建取得に向けて情報収集の真最中でしょうか?独学は、自由である一方、自己管理能力が求められるリスキーな手段。本試験までの計画を立てる上で、「宅建の試験科目で難しい分野」や、「注意した方がよいところはどこか」、知っておいて損はありません。

宅建の試験科目は、大きく4つに分かれます。

その中でも、毎年多くの受験者を苦しめるのが「権利関係(民法)」だと言われています。

また、配点は比較的少ないものの、意外に足をすくわれるところが「法令上の制限」です。各分野の難易度や対策のし易さなどから、試験対策の順番も決まってきます。

では、この2つの分野が何故難しいといわれており、具体的にどのような対策をすればよいのでしょうか?

以下では、「権利関係」と「法令上の制限」の対策が難しい理由と、この2分野の勉強法をご紹介します。

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「権利関係」と「法令上の制限」が難しいのはなぜ?各分野の注意点とは?

「権利関係」と「法令上の制限」が難しいのはなぜ?各分野の注意点とは?

独学は、低コストで時間の融通も利く魅力的な手段であり、忙しいあなたにもぴったりです。

しかし、独学で宅建合格を目指すのは、簡単なことではありません。

自由である一方、1人で全てを管理しなければならないからです。勉強のやり方も教材の選び方も、全てにおいて「計画性」と「効率化」が求められます。膨大な試験範囲の中から、いかに無駄を省き、宅建合格という目標達成に必要なところに焦点を当てることが重要になるのです。

つまり、「宅建の試験科目で難しい分野はどこか」「どういったところに注意して対策すべきか」という点をしっかり把握しておくことが必要なのです。

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宅建の勉強…何から始める⁉優先順位はどこから?進め方や順番は?

宅建の試験科目は、「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「税・その他」に分けられます。

試験科目 配点
権利関係 14点
宅建業法 20点
法令上の制限 8点
税・その他 8点

この4つの中でも、特に受験者が頭を悩ませるのが「権利関係」です。

「権利関係」の配点は50点中の14点であり、「宅建業法」と並ぶ重要科目です。

そして、もう1つ足をすくわれる可能性があるのが「法令上の制限」です。配点は50点中8点と比較的少ないのですが、しっかり勉強すれば確実な得点源となるので、手を抜きたくないところです。

以下では、「権利関係」と「法令上の制限」が難しい分野といわれるのはなぜなのかをお伝えします。

「権利関係」が難しい理由とは?

先述した通り、宅建の試験科目の中でも、最も受験者を苦しめているのが「権利関係」だと言われています。

「権利関係」とひと言に言っても、その中には、「民法」「借地借家法」「建物区分所有法」「不動産登記法」が含まれています。そして、難しいとされる「権利関係」の中で、最も厄介な分野が「民法」です。

本試験における「権利関係」全体での配点は14点ですが、「民法」はそのうち10点を占めており、「難しいから捨てる!」というわけにはいかないのです。

しっかりと対策をして、合格に持っていけるように、勉強しておく必要があるのです。

権利関係 14点
民法 10点
借地借家法 2点
建物区分所有法 1点
不動産登記法 1点

そんな「権利関係(民法)」が、難しい分野だとされる一番の理由は、他の科目とは違い、「暗記」だけでは乗り切ることができないためです。

「宅建業法」をはじめとし、「権利関係」の除くその他の試験科目は、「暗記」がメインの対策方法となってきます。

しかし、「権利関係(民法)」はそうはいきません。

もちろん、「暗記」も欠かせない勉強方法にはなってくるのですが、特に「民法」では、条文解釈や判例法理などが問われます。

そこでは、事例をもとにした問題が多く登場するため、実際に頭でイメージを膨らませながら、「どうしてこのような解釈がなされているのか」「なぜこのような判決が下されたのか」という点をしっかり「理解」する必要があります。

この「理解」の際に求められる法律独特の解釈方法や専門用語の捉え方、通常の言葉遣いとの意味の違いなどが非常に厄介なのです。

「理解」するだけでも一苦労なのにもかかわらず、そこでややこしい専門用語や独特な解釈法が邪魔をしてくるので、余計に「民法」が難しく感じてしまう、というわけです。

「権利関係(民法)」が難しい分野とされる理由は、暗記だけでなく「理解」が求められるから!
→さらに、条文解釈や判例法理を理解するにも専門用語や法律に独特の解釈法が邪魔をするため、かなり厄介。

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このように、宅建の試験科目において圧倒的に「理解」が求められる分野である「権利関係(民法)」は、非常に難しい科目であるとされています。

「法令上の制限」が難しい理由とは?

「法令上の制限」は、配点だけを見ると、そこまで重要視するべき科目でもないように思います。

しかし、きちんと勉強すれば、その分しっかり得点に反映される分野でもあるのです。配点だけを見て、「捨てる」という判断をすべき分野ではありません。

しかし、以下の表を見ていただいてもお分かりいただけるかと思うのですが、「法令上の制限」は非常に専門的なのです。

土地に建物が建つ過程において登場する様々な規制について定めた法令が試験科目となっているため、かなりとっつきにくい分野といえます。

細かい数字やごっちゃになってしまいそうなややこしい規制の数々に、面喰ってしまう人も多いでしょう。

法令上の制限 出題数
都市計画法 2問
建築基準法 2問
国土利用計画法 1問
農地法 1問
土地区画整理法 1問
宅地造成等規制法 1問
「法令上の制限」は、貴重な得点源だが、専門用語が多くややこしい数字や規制について問われるため、難しい分野とされる。

このように、不動産や建築に馴染みがなければとっつきにくい専門用語ばかりが問われるため、「法令上の制限」は難しいとされるのです。

宅建対策の大きな壁である「権利関係」と「法令上の制限」の対策法は?

宅建対策の大きな壁である「権利関係」と「法令上の制限」の対策法は?

宅建の試験科目の中でも、「権利関係」と「法令上の制限」は、対策が難しい分野と言われています。

「権利関係」は、その他の分野とは違い「暗記」だけでは対応することができません。圧倒的に「理解」が求められる場面が多くなっています。

特に「民法」では条文解釈や判例法理が問われるため、法律に馴染みのない方には非常に厄介です。

「法令上の制限」は、一見なんとかなりそうにも思うのですが、土地や建物の規制に関する専門用語や、ややこしい数字がわんさと登場します。暗記科目ではあるのですが、覚えにくいことこの上ないのです。

しかし、そうはいっても、どちらも宅建合格には必要な試験科目です。難しいからといって捨てることはできず、しっかりと勉強して得点源としたいところです。

では、具体的にはどのように対策すればよいのでしょうか。以下では、「権利関係」と「法令上の制限」の勉強方法をご紹介します。

「権利関係(民法)」の対策方法とは?気をつけるべきところは事例のイメージ!

「権利関係」、特に「民法」の対策方法ですが、端的に言うと「理解」することに重点をおいていただきたいと思います。

もちろん、「暗記」も欠かせませんが、「暗記」というよりはしっかり考えて重要論点を覚えることが必要になります。

「民法」をはじめとする法律の勉強と聞くと、「六法全書を覚えること」とイメージされる方が多いかもしれません。

しかし、実はそうではありません。

大切なのは、むしろ条文に書いていない部分です。「この条文はどのような解釈をするのか」「どういった場面で当てはめるのか」といったことを覚えておくことが必要なのです。

それが理解できていなければ、実際に条文を運用することができないからです。

それが条文解釈です。また、条文だけでは解決できない事例も多く存在します。

そういったときに参考になるのが判例法理です。実際に争われた裁判例の判断を当該事例に当てはめ、解決を図るのです。

こういった条文解釈や判例法理は、「暗記」によって対策できるものではありません。

事例を頭でイメージする必要があります。ですので、事例における当事者や権利義務の関係性を図に描きながら、理解していくのです。

「権利関係」特に「民法」は、理解することに重点をおいて対策すべし!
→条文解釈や判例法理は、しっかりと事例をイメージ。図に描いて、頭で考え理解することが大切。

過去問の出題傾向を分析し、重要論点に絞り込み、しっかと理解していきましょう。

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より詳しい「民法」の勉強方法については、こちらの記事をご覧ください!

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宅建取得の最大の敵「民法」‼独学で合格する「民法」勉強法とは⁉

「法令上の制限」の対策方法は?過去の出題傾向を把握することが得点に!

「法令上の制限」の試験対策で必要なことは、過去問の出題傾向から重要な箇所を絞り出し、その部分を正確に暗記することです。

先述した通り、「法令上の制限」では土地や建物が受ける規制に関する専門用語が多く問われます。

細かな数字も登場しますので、より正確に知識をインプットすることが必要なのです。

そして、全てを網羅することなど不可能であり、かつ非効率ですので、過去問によって重要論点を絞り込み、その部分に焦点を当てて暗記するようにしましょう。

より新しい記憶のままで本試験に臨むことができるように、勉強の順番としては、「権利関係」→「宅建業法」に次ぐ、3番目が適切と言えます。

「法令上の制限」の対策で重要なのは、過去の出題傾向から重要論点を絞り込み、より正確な知識をインプットすること!

宅建で難しい分野は「権利関係」!注意したいところは「法令上の制限」の複雑さ!

「宅建で難しい分野とか、対策で注意した方がいいところってどこ?」独学で宅建取得を目指す上では、計画性と効率化が求められます。

その上で、対策が難しい分野や特に気をつけた方がよいところを知っておいて損はありません。

それを踏まえた上で、本試験までのスケジューリングや勉強のやり方を考えていきましょう。

宅建の試験科目の中で、特に受験者を苦しめるのが「権利関係(民法)」です。

毎年、多くの人が頭を悩ませています。その大きな理由の1つが、暗記だけでは対応できず、理解が求められる場面が多いためです。

民法では、条文解釈や判例法理が多く登場します。

自分の頭で考え理解することが必要なのです。

そんな「権利関係(民法)」の勉強方法としてオススメなのは、事例をイメージしながら理解を深めていくことです。

図に描いて、可視化するとよりわかりやすくなります。過去にどのような事例が出題されているのか分析しながら、どんどんアウトプットも繰り返し、知識の定着を図りましょう。

そして、配点は少ないものの、貴重な得点源となるのが「法令上の制限」です。

暗記科目であるものの、非常に専門的な内容が問われるため、覚えにくい分野となっています。

過去の出題傾向から、重要論点を絞り込み、より正確な知識を暗記するようにしましょう。

きちんと暗記することができれば、その分得点となりますので、諦めずに取り組んでください。

「権利関係」も「法令上の制限」も、宅建の試験科目において非常に専門性が高く、厄介なところとなっています。

しかし、合格を目指すなら捨てるべきではありません。しっかりと勉強しておきましょう!

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(名前:豆のとめ吉、年齢:20代後半、性別:女)
大学在学中(法学部)に「宅建」に独学で一発合格いたしました。
「法学部出身なら楽勝だったんでしょ?」確かに、全くの畑違いではありませんでした。
しかし、本番までは5ヶ月程度、さらに大学の期末試験とも重なり、使える時間は、通学時間や講義の空き時間などの隙間時間だけ…!そんな中、どうやって合格したのか…。
私の経験に基づき、「独学での宅建合格方法」をご紹介します‼

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