「独学はやっぱり厳しい?」「宅建て難しい試験だよね…」宅建取得を検討し、勉強手段などを調べていると、やはり独学が最もリーズナブル!安くて自分のペースで資格が取れるのなら、それに超したことはありませんよね。
しかし、宅建は年に一回の試験。
できれば一発合格したいですが、気になるのが、独学で宅建を取得するなど厳しいのではないかということ。
法律系の国家試験というだけで難しいイメージですし、本屋さんで宅建の教材をチラッと見ると、専門用語ばかり…。
ネットでは、「宅建は簡単!」「○週間だけで合格できました」といった声も目にしますが、噓か本当かわからない。
果たして、独学での宅建取得は厳しいのでしょうか?止めておいた方がよいのでしょうか?
確かに、簡単ではなさそうですが、難しい道にも、何か突破口となるような抜け道があるはず!今回は、そんな険しい独学を攻略し、合格をめざすための勉強方法をご提案します!
▶併せて読んで、宅建合格!
独学での宅建合格を目指す方は、こちらの記事も是非ご一読ください!
「宅建士資格って、独学で取れるの?」そこのあなた、これから独学で宅建士の資格取得を目指してらっしゃいますか? もしくは、すでに勉強中でしょうか。独学での資格取得に付きまとうのが、勉強のやり方や工夫の仕方に関する不安ではないでしょうか?[…]
難しい独学でも宅建取得‼合格への厳しい道を迷わず進むコツは?
宅建は、取得することであなたの可能性を大きく広げてくれる資格の1つ。
就職・転職活動、スキルアップ、資格手当などといったたくさんのメリットが見込めます。
その上、学歴や年齢に関係なく、誰でも受験可能であることから、その受験者数は年々増加傾向にあります。
毎年20万人前後の人が受けるほどの人気ぶり。将来のことや仕事での必要性を考えたとき、持っておいて損はありませんよね。しかし、資格取得にもお金はかかります。それは宅建も同じ。
通学なら10万~20万円、通信講座なら5万~10万円ほどは見込んでおくべきだといえます。
決して安くはないですね。そこで浮かぶ選択肢は、「独学」。できれば安く済ませたいですもんね。
「よし、独学で宅建の勉強をしよう!」と意気込んだはいいものの、頭によぎるのは「独学で合格するのは難しいのでは?」ということではないでしょうか。
宅建は、比較的難易度が低いと言えども国家試験です。あなたに見えるのは、独学を選んだ自分が歩むことになるであろう本試験までの厳しい道のり…。
ネットでは「宅建は簡単」「勉強せずに合格できる」などという文字を目にすることもありますが、真偽はわかりません。果たして、宅建を独学で取得することなどできるのでしょうか?
結論から申し上げますと、宅建に独学で合格することはできます。しかし、ハッキリ言って難しいです。
厳しい道のりであることは間違いありません。
でも、突破口はあります!以下では、独学での宅建合格を成功させる勉強方法をご紹介します!
➀教材は自分好みのものをセレクト!
まずは、独学には欠かせない教材選びから。
教材の選び方については、色々な意見があります。
「なるべく薄いものがいい」「参考書は何冊かあった方がいい」「過去問だけでいい」などなど…。
本屋さんやネットで宅建の教材コーナーを見ると、あらゆる種類の教材が販売されています。
結局、どれを選べばよいのかわからなくなってしまいますよね。
これはあくまで私の意見ですが、教材は、あなたの好みで選んでいただいて構いません。
大手の通信講座や出版社が編著者であれば、概ね必要な内容は記載されているとみてよいと思います。
違いが出るのは、配色や図の使い方などのデザインや厚み、値段などです。
これらの要素から、あなたが勉強しやすいと思うデザイン、読みやすいもの、頭に入りやすいものを選んでいただければ大丈夫です。
そして、冊数はテキストと問題集で一組あれば十分だと思います。
そんなに何冊も買うと、混乱の基になり、情報量に圧倒されるだけです。
基本となるテキストと、それに対応した問題集があれば、独学で宅建を進める上で十分だと思います。
そして、宅建についていまいちよくわからないという方には、そこに入門書をプラスすることもおすすめです。
「入門書+テキスト+問題集」の3点セットにすれば、宅建士や宅建試験の全体像をある程度把握した上で本格的な勉強に入ることができるので、独学をスムーズに進める上で助けとなるはずです。
また、本試験に近くなると、予想問題集なども発売されます。一問一答形式のものは、持ち運びに便利です。
ご自分の勉強状態や必要性に応じて、必要な教材を揃えてみるのも、独学を充実させる方法の1つです。
▶併せて読んで、宅建合格!
宅建の入門書にはマンガ形式のものもあります。ストーリー仕立てで試験や宅建士の仕事について学べるので、非常に便利。より詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!
「宅建ってどんな感じなんだろう…?」そこのあなた、独学での宅建合格を目指し、情報取集の真最中でしょうか? これから宅建の勉強をしようと思っているけど、一体どのような試験なのかわからないという方も多いのでは? あなたも、そんな迷子[…]
教材選びは、難しい独学を進めていく上で突破口の1つになります。
大切な要素の1つです。宅建合格までの厳しい道のりを共に進むパートナーとなりますので、あなたにぴったりの教材を選んでみてください。
② 本試験までの計画を立てる!
独学の厳しい道のりをできるだけスムーズに乗り切るためには、「計画」が不可欠です。
どのように進んでいくかを決めておきましょう。
はじめのうちに明確なスケジュールを立てておくことで、進捗管理ができるようになり、独学という手段を難しくさせている「自己管理の必要性」をサポートすることができます。
計画の立てるときに必要なことは、宅建合格をゴールとしたときのご自分の現在の位置と、1日にどれくらい勉強を進めることができるかを把握すること。
つまり、本試験までどれくらいの勉強時間が必要であり、1日にどれくらい勉強時間を確保することができるのかという2つの要素から計画を立てましょう。
本試験までに必要な勉強時間については、たくさんの意見があります。短い人で100時間という方もいらっしゃれば、長くて500~600時間まで。
つまり、人それぞれだということです。
しかし、これらの意見を寄せ集めて平均すると、最低でも「250~300時間」を確保する必要はあるかと思います。
私が独学で宅建に合格したときに実際に費やした勉強時間も、300時間程度でしたので、やはり「300時間」ほどが妥当かと思います。
この「300時間」を目安として、次に、あなたが1日にどれくらいの勉強時間を確保することができるかを考えます。
1日に1時間であれば、300日必要ということなので、単純に10ヶ月前に勉強を始めるとよいということです。
逆に、本試験まで期間に余裕がなければ、その期間と300時間という時間から1日の勉強時間を調節する必要があります。
例えば、あと5ヶ月しかないという人であれば、1日2時間は勉強する必要があるということです。
このように、本試験までお計画を立てると、本試験までの過ごし方も見えてきます。
▶併せて読んで、宅建合格!
宅建に独学で臨む場合の計画の立て方については、こちらの記事もご覧ください!
「スケジュールってどうやって組めばいいの?」そこのあなた、お悩みですか? 独学で宅建士になるための勉強を始めるため、まずはスケジュールや計画表を作成しようとしていらっしゃるご様子ですね。 独学では、何から何まで自分1人でこなして[…]
独学は、挫折してしまう人も多く、最後まで折れない方が難しいともいえる厳しい手段。
その難しい勉強手段を選んだからには、最後まで突破するために「計画」を立てることが不可欠です。
しっかりと進捗管理ができなければ、今どれくらいの勉強が完了しているのか、本試験に間に合うのかなどがわからなくなってしまい、「やっぱり独学は難しいな…」と諦めてしまいそうになります。
厳しい道のりだからこそ、最後まで見通しを立てることで「行けるかもしれない!」という希望が見えてくるものです。
③ 過去問を有効活用する!
宅建の膨大な試験範囲を効率的に勉強するには、過去問の活用をしましょう。
過去問から過去の出題傾向を知り、どのような論点が出題されやすいのかという点を絞っていきましょう。
要するに、「満点は目指さないこと」が、宅建合格には必要です。宅建の試験科目は、「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「税・その他」と大きく4つに分けられます。
法律や不動産に関する専門知識から構成されており、非常に広い範囲になります。こ
の全てを本試験までに理解し、暗記しようなどとは思わないで下さい。網羅することはまず無理です。
限りある時間で、この難しい試験内容を勉強し、合格しなければならないのです。
本当に必要な知識をピックアップし、要らない知識は割愛する必要があるのです。
特に、独学では、誰もあなたの代わりに試験に出るところを選んでくれません。
自分でするしかないのです。その時に役立つのが、過去問。宅建は、過去に出題された論点が何度も繰り返し出題される可能性が高い試験だと言われています。
つまり、過去問の頻出回数が多い論点は、あなたが受ける試験にも出題される可能性が高いということです。
ですので、過去問の出題傾向を把握することが効率化には最も効果的だということ。
これが、過去問を上手く使うということです。
▶併せて読んで、宅建合格!
宅建の独学に過去問を上手く使うコツについては、こちらの記事もご覧ください!
「宅建てほとんど過去問のみ問われる試験だから、独学でも過去問だけ解いておけば大丈夫なんでしょ?」そこのあなた、独学で宅建に向けて勉強しようと情報収集の真っ最中ですか?ネット上で検索すると、「過去問だけで合格!」といったような記事をよく目にし[…]
そして、先ほど「満点を目指さないことが必要」と言いましたが、これは「宅建合格を目標に据える」ということです。
宅建の合格点は、ここ10年間、31~37点の間に推移しています。
50点のうち約7割得点できればよいのです。このラインを目指すことが重要です。
過去問の傾向を知り、重要論点に絞る際には、合格点を目指してください。
もちろん、過去問は問題集としても使っていただいて構いません。最近では、インターネット上で無料で手に入るものもあり、アプリなども多数あります。
アウトプットを通して、過去問の傾向を知ることができ、かつインプットにもなるのでおすすめです。
継続が難しい独学において、できるだけ要点に絞り、勉強範囲をせまく効率的にするためには、過去問を有効活用しましょう。
れほど優秀な資料はないといえます。あなたの本試験までの厳しい道を、少し楽にしてくれることでしょう。
厳しい道のりに工夫を取り入れ、難しい独学での宅建合格を実現‼
宅建を取りたいと思っていても、資格取得にかけるお金は時間に余裕がない方も多いはずです。通学や通信講座では、どうしても金銭面や時間の融通といった面で制約が出てきます。
そこで、「独学」という選択を取ることを考える方もいらっしゃいますよね。
でも、同時に浮かぶ疑問が、「独学で宅建に合格するって難しいんじゃない?」「どう考えても厳しいよね。」ということ。果たして、独学で宅建に合格することはできるのでしょうか?
結論から申し上げますと、宅建は独学でも合格できます。
しかし、おっしゃる通り、独学という手段は難しいですし、厳しい道のりであることは確かです。
だからといって無理ではありません。どんなに厳しい道でも、突破口はあります。
その突破口を見つけるために必要なのが、まずあなた好みの教材選び。独学において、教材はともに本試験まで歩むパートナーになります。
様々な教材が並ぶ中、どれを選べばよいかわからなくなってしまうかと思いますが、結局一番大切なのは、あなたが勉強しやすいものかどうかです。
おそらく、大手の出版社や通信講座が編著者ならば、テキストの内容にはそこまで大きな差はありません。
最低限のことは記載されています。
違うのは、デザインや分厚さです。
この点で、あなたが好むもの、勉強しやすいものを選んでください。
テキストや問題集は、それぞれ対応するものを1冊ずつ購入していただければ十分です。
そんなに何冊も要りません。その基本となるテキストと問題集のセットに、入門書や予想問題集などを必要に応じて揃えていただければよいかと思います。
次に、計画を立てましょう。独学は、自己管理ができなければ挫折してしまいます。
進捗管理ができず、本試験までの自分の位置が把握できなくなってしまい、間に合うのか間に合わないのかわからなくなってしまいます。
かなり不安定な状態です。独学の難しい点はここなんです。自己管理ができるかどうかが非常に重要です。計画を立て、自分をきちんと律しましょう。
計画の立て方でポイントとなるのは、合格に必要な勉強時間と1日の勉強時間です。
必要な勉強時間の目安は、「300時間」。この時間とあなたの生活スタイルから推測される1日の勉強時間、もしくは本試験まで時間がない方は1日に勉強しなければならない時間を割り出し、計画を立ててください。
最後に、過去問を上手く使いましょう。
厳しい道のりを少しでも楽にするため、過去問を使って出題傾向を把握し、勉強範囲に絞りをかけましょう。
広い範囲を網羅しようなどとは思わないで下さい。
ただでさえ難しい独学での宅建合格を、より厳しいものにするだけです。過去問から重要論点に焦点を当てる勉強をしましょう。
これが、最後まで到達するのが難しい独学を突破するために必要なポイントです。
独学での宅建合格は決して簡単なものではありません。
しかし、厳しい道のりを少し楽にする工夫はできます。一気に光が差す可能性があるのです。あなたの独学成功を応援しています!