「宅建を独学で受験する人の割合ってどれくらいいるんだろう?」そこのあなた、この記事を読んでいらっしゃるということは、独学での宅建取得をお考えですね。
そうなると気になるのが、独学受験者の割合ではないでしょうか?
宅建は、数ある国家資格の中でも、よく耳にするものの1つ。取得の理由は人によって様々ですが、仕事上の必要性や資格手当、スキルアップや転職など、取得によるメリットはとても大きなものです。
持っておいて損はありません。
そんな資格を、低コストかつ時間に無理なく取れるなら、是非「独学」で取りたいものですよね。
しかし、実際に独学で受ける人の割合が少ないとなると、なんだか不安…。
「独学は無謀なのかな?」そんな風に思ってしまいます。
実際のところ、どうなのでしょうか?通学や通信講座で受験する方が無難なのでしょうか?以下では、独学で宅建受験をする人の割合や独学受験のポイントなどをお話したいと思います。
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独学受験者の割合は多い?少ない?独学での宅建受験の実態は⁉
この記事を読んでいらっしゃるということは、あなたは独学での宅建受験を視野に情報収集をしていらっしゃることと存じます。
宅建について調べているとわかるのが、宅建の勉強手段には「通学」「通信講座」「独学」と大きく3つの方法があるということ。
その中で、あなたと同じく独学での宅建受験を選択する人の割合はどれくらいなのでしょうか?
気になりますよね…。
独学受験者の割合が大きければ、モチベーションも上がりますが、小さければ「大丈夫かな…」と不安になります。
人間である以上、やはり多数派に気持ちが流れていってしまうものです。
これから、独学での勉強を始めるにせよ、少し考え直すにせよ、判断材料として知っておきたいと思うのは当然です。
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では、早速独学での宅建受験者の割合や、独学受験を選択する際に気を付けたいポイントをご紹介していきたいと思います。あなたの挑戦の参考になれば幸いです。
⑴宅建の独学受験者の割合はどれくらい?
では、実際にどれくらいの人が宅建を独学で受験するのでしょうか?
実は、具体的な独学受験者の割合に関しては「わからない」のが現状です。
どれくらいいらっしゃるのか、私も知りたいのですが…。噓はつきたくないのではっきりお答えすると、やはり信憑性のあるデータを見つけることができませんでした。
通学や通信講座を選択した人であれば、1つのスクールや通信講座を受講している人たちにアンケートなどをお願いすることで、その中での合格率などを割り出すことは可能だと思います。
実際に「今年度受講者の合格率」などと、ホームページに掲載していらっしゃるところも多いですよね?
しかし、独学は、選ぶ教材も勉強方法も本当にバラバラです。
性別や職業などは、宅建試験の運営側が公式に発表していますが、勉強方法まで知ることはできません。
やはり、独学で勉強し、受験した方がどれくらいいらっしゃるかを知ることは難しいといえます。
ここからは、あくまで私見ですが、宅建という試験の特徴からすると、おそらく「独学という手段を採る人の割合は多い」と思います。何故ならば、宅建試験は特別な受験資格を必要をせず、誰でも受けることができるからです。
「誰でも受けることができる」ことは、非常に魅力的ではないでしょうか?
世の中には、たくさんの資格が存在していますが、その中には、年齢制限があるもの、運転免許証が必要なもの、専門学校を出ていなければならないもの、実務での経験が求められるものなど、一定の条件を満たしていなければ受験することができない資格もたくさんあります。
しかし、宅建はそれらが必要ないのです。文字通り、誰でも受けることができます。
しかも、宅建を持っているとあらゆる面で有利です。
就職活動や転職活動ではアピールポイントとなりますし、何か別の資格に挑戦するためのステップとしてもいいきっかけになります。
不動産業界にお勤めの方であれば、資格手当がつくことも多く、有するだけでかなりのメリットが発生するのです。
一度取得すれば原則一生涯有効な資格ですので、使う使わないは別として、持っておいて損はないですよね。
つまり、「ちょっと取ってみようかな」と気軽に挑戦することができるという点で、受験そのものに対するハードルが低いのが、宅建の特徴と言えます。
換言すれば、毎年約20万人前後の受験者の中には、あまり勉強せずに軽い気持ちで受験した人も一定数含まれているということ。
なんとなく申し込み、なんとなく教材を買い、テキストを読み、対策が完全でないながらも試験日が来たからとりあえず試験会場に向かう人もいるということです。
私が「独学受験者が多い」とする根拠は、まさにここです。
軽い気持ちで挑む人や、会社からとってこいと言われたから仕方なく取ると決めた人が、何万~何十万円という大金を払い、通学や通信講座を選ぶとは思えないのです。
本気で挑んでいない人も一定数含まれているという予想は、宅建の過去10年間の受験者数や合格率にも表れています。
実施年度(年度) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率(%) |
令和元年度 | 220,797 | 37,481 | 17.0% |
平成30年度 | 213,993 | 33,360 | 15.6% |
平成29年度 | 209,354 | 32,644 | 15.6% |
平成28年度 | 198,463 | 30,589 | 15.4% |
平成27年度 | 194,926 | 30,028 | 15.4% |
平成26年度 | 192,029 | 33,670 | 17.5% |
平成25年度 | 186,304 | 28,470 | 15.3% |
平成24年度 | 191,169 | 32,000 | 16.7% |
平成23年度 | 188,572 | 30,391 | 16.1% |
平成22年度 | 186,542 | 28,311 | 15.2% |
平成21年度 | 195,515 | 34,918 | 17.9% |
(参照L:一般財団法人 不動産適正取引推進機構)
もちろん、宅建は相対評価ですので、例年合格者の数が3万人前後になるように合格率は変動しています。
しかし、試験の運営側が、何も考えずに3万人前後にしているわけではないはずです。
これは、毎年3万人前後の方々が、「不動産取引の専門家としての資格を与えるにふさわしい人だとみなされた」ということですよね。
宅建が、決して簡単な試験ではなく、きちんと勉強が必要な試験であることの何よりの証拠です。
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本気で挑んでいる人が独学を選んでいないかというと、そうは言っていません。
「独学受験者が多い」ということは、独学勉強用の教材のラインナップが豊富であることからも予想されます。
宅建入門用のマンガやテキストの数々、一問一答形式のものや過去問や予想問題集まで、ありとあらゆる種類の教材が購入可能です。
無料で視聴できる講義動画やアプリも提供されています。
独学で宅建を受験する人の割合がどれくらいなのか、その正確な数字を知ることはできません。
しかし、これはあくまで私見となりますが、独学受験者の割合は多いと考えられます。
その根拠は、受験資格が要らないという宅建の特徴と、独学勉強用教材のラインナップの豊富さです。
これらを考えると、通学や通信講座というお金と時間に制約のある手段を採るよりも、まずは独学で挑戦する人が多いのではないかと考えられます。
⑵独学で気を付けるべきポイントは?
では、受験者数の割合に関わらず、独学で宅建に合格することはできるのでしょうか?
これは、私の実体験から申し上げますが、「できます」。
きちんと勉強すれば、宅建は独学でも合格が可能な資格だと私は思います。
先述した通り、今や独学用のテキストは、どれを買えばよいのか迷うほど豊富です。
インターネットやスマートフォンの普及により、より一層手軽に勉強ができるようになりました。
独学受験者を取り巻く環境としては、かなり充実しているものと思われます。
あとは、あなたの自己管理能力が必要です。独学は、全てを自分で管理していく必要があります。
どれだけよいテキストを選び、情報や知識を調べる環境が整っていても、コツコツと勉強を続けられなければ意味がありません。
宅建合格という明確なゴールを見据え、必要な対策を講じることができなければ、途中で諦めてしまうことなど簡単。
計画性と効率化を意識し、きちんと目標に向かえば、十分合格できるのです。
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独学を選択する受験者の割合は、多いはずです。しかし、その中には本気でない人も含まれています。
「やっぱり独学は無謀なんじゃ…」そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、宅建は独学でも十分合格可能な資格です。
それは、私の実体験から自信を持ってお伝え出来ます、ただし、その前提は、きちんと勉強することです。
目的意識をもって合格に向かうことが独学受験成功の鍵です。
独学受験者が占める割合は関係なし!宅建は独学でも十分に合格可能な資格!
宅建に独学で勉強することを視野に入れた場合、気になるのが「どれくらいの人が独学で宅建を受験するのだろう?」という独学受験者の割合ではないでしょうか?
自分を含め、一体どれくらいの人が独学を選択するのか、知っておきたいですよね。
割合が大きければ、仲間がいるようでモチベーションに繋がりますが、小さければ「独学は無謀ってこと?」と不安になります。実際のところはどうなのでしょうか?
実は、宅建の独学受験者の割合を明確に知ることはできません。
通学している人や通信講座を受講する人にアンケートを取ることは可能でも、教材も勉強方法もバラバラの「独学」では、統一した数値化は難しいと思われます。
しかし、私見といたしましては、独学受験者の割合は、通学や通信講座に比較すると多いと考えられます。
その根拠は、宅建に受験資格が必要ないことと、独学勉強用教材のラインナップが豊富なことです。
数ある資格の中でも、宅建は受験資格が必要のない国家試験です。
つまり誰でも受験可能なのです。しかも、取得することのメリットは大きく、就職やスキルアップ、資格手当など、様々な面で有利に働くことと思います。
このような点から、あまり身構えることなく取得を検討する方も多いと思われます。
軽い気持ちで受験する人が、何万~何十万円という金額を払って通学や通信講座を選ぶとは考えにくいです。
さらに、今や独学勉強用の教材は迷うほど販売されています。
入門用のテキストや問題集、過去問まで。その内容の濃さもバカにできません。
この点からも、独学受験者の割合が大きいことを予測できます。
ですが独学での受験者が皆本気ではないかというと、そういうわけではありません。
私は、あくまで割合だけに焦点を当てて話をしたまでです。
独学での宅建受験は、決して無謀なことではないと私は思います。
本気で合格するつもりで勉強すれば、十分合格可能な資格です。
独学で勉強したから本気じゃないということでは決してありません。
宅建の独学受験者の割合は、はっきりとお伝えすることができないのが現状です。
しかし、割合の大きさは予想できます。しかし、だから独学挑戦が有利であったり、あるいは本気ではないと判断されるかというと、そうではありません。
割合に関わらず、宅建は独学でも十分合格可能な資格であるといえます。割合や噂に左右されず、あなたに合った手段で宅建に挑戦してみてください。