宅建の受験をお考えの方の中には、中卒者の方もいらっしゃると思います。
「中卒の自分でも宅建の受験てできるの?」「できれば独学で勉強したいけど大丈夫かな…」そんな疑問や不安を抱えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
宅建は、不動産取引や法律に関する国家資格。宅建を取得することで、就職や転職での選択肢も広がり、収入アップの可能性も!
そのようなメリットを耳にすれば、是非挑戦したいですよね!
さらに、低コストな独学で合格できるなら、それに越したことはありません。
しかし、問題は宅建の受験資格。学歴や年齢によって受験できない資格も存在する中、中卒でも宅建受験は可能なのでしょうか?
また、中卒で「勉強には自信がない」「長らく勉強していない」という方でも、独学で宅建に合格することはできるのでしょうか?
以下では、宅建受験を検討中の中卒者の方に向け、宅建の受験資格や独学での合格可能性などをお話します!
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気になる中卒者と宅建の相性‼受験資格やメリットは?
「中卒でも宅建受験はできる?」現在、宅建を受験しようか検討中の方には、最終学歴が「中卒」の方もいらっしゃると思います。
どんな資格であれ、受験者の背景事情は様々。取りたいと思う資格と、どういったタイミングで出会うかわかりません。
学歴や年齢で受験資格が求められる類の資格も存在するため、自分が憧れる資格を取ろうと思っても、諦めざるを得ない場合もあるでしょう。では、宅建の場合はどうなのでしょうか。
中卒者でも宅建を受験することはできるのでしょうか?また、仮に受験が可能だとすれば、宅建取得によってどのようなメリットが得られるのでしょうか?
宅建受験を考える中卒者の方々が抱くこれらの疑問について、以下で確認していきたいと思います。あなたが宅建受験をする際の参考になれば幸いです!
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宅建の受験資格とは?‐中卒者の受験可否‐
では、中卒者でも宅建受験はできるのでしょうか?
答えは、「YES」です!宅建には、特別な受験資格などはなく、基本的には誰でも受験することができます。年齢や学歴が受験の妨げになることはありません。
したがって、中卒のあなたでも宅建を受験することができるのです!
宅建は、例年10月第三日曜日に行われる年に1度だけの試験です。全国で、毎年約20万人もの人が受験する、大規模かつ人気の資格です。
合格率は15~17%(相対評価)、20万人のうち、上位の約3万人が合格しています。
■過去10年間の宅建試験実施概況
実施年度(年度) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率(%) |
令和元年度 | 220,797 | 37,481 | 17.0% |
平成30年度 | 213,993 | 33,360 | 15.6% |
平成29年度 | 209,354 | 32,644 | 15.6% |
平成28年度 | 198,463 | 30,589 | 15.4% |
平成27年度 | 194,926 | 30,028 | 15.4% |
平成26年度 | 192,029 | 33,670 | 17.5% |
平成25年度 | 186,304 | 28,470 | 15.3% |
平成24年度 | 191,169 | 32,000 | 16.7% |
平成23年度 | 188,572 | 30,391 | 16.1% |
平成22年度 | 186,542 | 28,311 | 15.2% |
平成21年度 | 195,515 | 34,918 | 17.9% |
(参照L:一般財団法人 不動産適正取引推進機構)
「宅建は簡単」「勉強せずに合格できる」などという噂もよく耳にしますが、決して簡単な試験ではありません。
たしかに、法律系の国家資格の中では、難易度は低い方とされています。
しかし、「難易度が低い」ということは「宅建が勉強せずに取れる試験だ」という意味ではありません。
「きちんと勉強すること」という言葉が前提として付きます。当たり前です。しかし、15~17%という合格率を見て、「きちんと勉強すれば合格するならこの合格率の低さはおかしくないか?」と思われる方もいるかもしれません。
ですが、この合格率には、先述した通り、「宅建に受験資格が必要ないこと/誰でも受けられること」や「宅建士に必要不可欠な資格であること」「難易度が低いという評判からあまり勉強せずに気軽に受ける人がいること」など、宅建独特の事情が絡んでいるものと思われます。一概に、合格率の数字だけを見て「難しそう…」と思い込んでしまうのは軽率です。
受験料は、7,000円です。
申し込みは7月から始まります。費用の面でも、決して高い試験ではないのではないかと思います。
(※ただし、宅建取得後に「宅建士」として登録する場合や、5問免除の制度を使用する場合には、各段階で手続きに要する費用が異なりますので、ご確認ください。)
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このように、宅建は誰でも受験可能ない試験です。
したがって、中卒者の方でも学歴に関係なく受験することができます。
年に一度、約20万人もの受験者数を誇る非常に人気の国家資格であり、様々な職種の方が受験しています。
合格率は15~17%と一見低く思えますが、受験のハードルが低いことや、会社の指示で仕方なく受験している人などもいるため、このような数字になってしまうのかもしれません。
合格率の数字だけで難易度を判断せず、世間の意見にも流されないのが賢明です。また、忘れてはならない手続きが、受験申し込みですが、申し込みは7月に始まります。
インターネットか郵送かで申込締切日が変わりますので、ご確認ください。受験費用は7,000円です。
宅建は、中卒でも受験できること、合格率に惑わされないこと、7月に受験申し込みが始まること。これらの点を覚えておいてください!
中卒が宅建取得で得られるメリットとは?‐「選べない」から「選べる!」へ!
中卒者が宅建を受験することで得られるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
やはり、最も大きなメリットは「就職・転職が有利になる」ということかと思います。まだまだ学歴社会といえる日本では、中卒の方の求人は限られてくるのが現状かと思います。
応募条件に「高卒以上」「大卒以上」など書かれている求人も多く、学歴不問の求人には、代わりに特別な資格が必要であったり、あるいは一定の職種に限られる場合がほとんどですよね。
「中卒では、仕事を選ぶことができない」「学歴が就職・転職活動の妨げになる」のが悩みかと思います。
しかし、宅建を取得すると、就職や転職活動でアピールポイントとなります。
人事担当者は、学歴も年齢も見ることは見るでしょうが、履歴書の資格欄に「宅建」と書かれていれば気になりますよね。
私なら、「おっ」と思います。
もちろん、高卒以上であることが条件となっている企業では、いくら宅建を持っていても中卒者では応募できないことになりますが、学歴不問の求人では、宅建を持っていることが有利に働くことに違いありません。
これまで選択肢になかった仕事が、あなたの新たな活躍の場となる可能性があるのです。
また、宅建士として登録すれば、資格手当が支給される企業も多くあります。
不動産取引業を営む会社では、5名に1名以上の宅建士を事務所ごとに設置する義務があり、宅建士は会社存続を左右する存在と言っても過言ではないのです。
また、宅建士にしかできない独占業務もあるので、その点でも貴重な存在です。資格手当の相場は、2万円~3万円です。
年単位で考えると、ひと月分ほどの給与が入る計算となります。
そう考えると非常に大きな差を生む資格ですね。
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このように、宅建を取得することで、中卒では応募できなかった仕事に応募できるようになったり、収入が上がる可能性があるのです。
これまで選択肢になかった仕事が選べるようになり、収入も上がるなんて、宅建はとても大きなメリットを持つ資格です。
中卒という学歴にコンプレックスを抱く人も多いかと思いますが、宅建を取得すれば自信に繋がり、心のモヤモヤしたものも楽になるのではないでしょうか?
中卒じゃ独学は無理?おすすめの宅建勉強方法は?
宅建は、特別な受験資格を要せず誰でも受験可能な国家資格。宅建に興味はあるものの、ご自分の学歴が中卒であることから受験を躊躇っているという方がいらっしゃれば、迷う必要はありません。
学歴など気にせず、受験申込みを行ってください。就職や転職活動の幅が広がるだけでなく、生涯年収もアップする可能性があります。そのメリットを享受するチャンスは逃してほしくありません!
宅建受験ができるとわかれば、残るは勉強方法だけ。宅建の勉強方法には通学や通信講座、独学がありますが、中卒者の方にはどの手段が適しているのでしょうか?
費用面や時間の制約といった意味では、やはり独学が望ましいですよね。
しかし、失礼を承知で申し上げますが、中卒の方には「勉強は長らくしていない」という方、「勉強のやり方がわからず苦手だ」という方も少なからずいらっしゃいます。宅建は中卒の方でも、独学で合格できるのでしょうか?
以下では、勉強に自信のない中卒の方でも、宅建に合格できる勉強方法をご提案します。
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中卒者には、独学よりも通学か通信講座がおすすめ!
中卒者の方には、独学はおすすめしません。
通学か通信講座をおすすめします。
私は、中卒者の方が独学で宅建に合格することが不可能だということを言っているのではありません。
宅建が年に一度の試験であり、できれば一発で合格していただきたいという気持ちから申し上げています。
独学は、とにかく何から何まで自分で行うことが求められます。計画を立てることも、教材選びも時間の確保も全て自分です。
中卒者の方には、すでにお仕事をしていらっしゃり、時間の確保や情報収集の時間が取れない方もたくさんいらっしゃると思います。
教材選びや計画など、じっくり時間をかけてできない場合も多いですよね。
また、宅建の試験範囲は法律知識や不動産取引に関するものです。
法律の専門用語や契約などの権利義務に馴染みのない方、勉強に苦手意識がある方には、試験範囲の内容に慣れることが難しく、おそらく挫折してしまいます。
独学では、わからないことを聞く相手がいないのです。
自分で調べる必要があります
どんどん苦しくなってくる可能性があるのです。こういった事態を避けるためにも、独学はおすすめしません。
そこで、中卒者の方にお勧めするのが、通学か通信講座です。
この2つに共通するのは、予め合格に必要な情報が取捨選択された教材や、あなたに合ったカリキュラムを用意してくれるという点です。
特に通学では、学校という場所に行くことで、勉強するスイッチが入ります。
と言いますか、入らざるを得ない状況になります。勉強が苦手な中卒の方でも、同じ目的を持った人集まって勉強する中、さぼることは難しいでしょう。
わからないことは講師に質問できますし、サポートとしては抜群だといえます。
通信講座でも、カリキュラムや教材は用意されていますが、こちらは通学とは違い時間や場所の制約は少ないといえます。
質問できる講座もあれば、同じコースを受講する人と交流できる掲示板がある場合もあります。
独学ほど自己管理が必要ではなく、通学よりも自由度は高いといえます。
ただし、どちらも独学よりも費用はかかります。通学では、安くて10万円、相場は15万~20万円、通信講座では、相場は5万円から10万円ほどです。独学ならば、教材費だけなら2万円いけば高い方かと思います。
しかし、手間とリスクを考えると、やはり少し費用はかかりますが通学か通信講座をおすすめします。
もし、宅建に合格し就職できれば、勉強にかかった費用は自己投資として考えられるためです。時間はお金に変えられません。
独学にこだわり、何年もかけてしまうならば、費用は高くとも一発で合格した方が無駄がないように思えます。
これらの理由から、私は中卒の方には通学か通信講座をおすすめします。ですが、これはあくまで私の意見であって、参考程度に考えていただければと思います。
まずは、ご自身で宅建の教材を手に取ってみてください。
内容を確認し、ご自分でどのような手段で勉強を進めていくか判断してください。
中卒でも宅建受験は可能!おすすめ勉強方法は、独学よりも通学・通信講座!
「中卒でも宅建の受験はできる?」「独学がいいけど、合格できるのかな」現在、宅建に挑戦したいという気持ちはあるものの、最終学歴が中卒ということが、宅建受験の妨げとなっている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、宅建に特別な受験資格は必要ありません。要るのは、「受かってやる」という強い気持ちです。
中卒であることで躊躇う必要などないのです。宅建取得によるメリットは多く、中卒の方にとって大きいのは仕事を探す際にアピールポイントになることや収入アップが見込める点ではないでしょうか。
宅建を持っていれば、学歴に関係なく目を引きます。まだまだ学歴社会といえる日本では、中卒ということが仕事選択の幅を狭める原因となることは否めません。
しかし、宅建を取得することで、一気に仕事の幅が広がるでしょう。
また、宅建士として仕事をすることで、資格手当が支給される場合も多く、収入も上がる可能性があるのです。
学歴によるコンプレックスも感じる必要がなくなるのではないでしょうか。
勉強方法ですが、私がおすすめするのは、通学か通信講座です。独学はおすすめしません。
というのも、中卒の方には、勉強に苦手意識を持つ方や長く勉強から離れていらっしゃる方も多いと思うからです。
独学では、全てを自分で行わなければなりません。
教材選びや情報収集、勉強の進め方も自己責任です。
法律や不動産知識に馴染みのない場合や、モチベーション維持が難しい場合には、挫折する可能性が高いのです。
一方、通学か通信講座では、カリキュラムや教材は予め用意されており、わからないことは質問できる環境も整っている場合がほとんどです。
中卒の方には、そのようなサポート体制があった方が安心かと思います。
何より、一発で合格するなら、少し費用をかけても自己投資と考えるだけの価値は宅建にはあると思います。
宅建は、中卒の方にはとても大きなメリットがたくさんある資格です。
この記事をご覧になったのは何かの縁。これを機に、是非挑戦してみてください‼