「女性の私でも、独学で宅建に合格できる?」宅建とは、言わずもがな「宅地建物取引士資格試験」のこと。
不動産取引に関するプロには欠かせない資格です。受験者数は年々増加傾向にある人気資格の1つ。
そんな宅建の受験を検討している女性の方も多いのではないでしょうか?
不動産業界というと、まだまだ男社会のイメージが強いかと思います。
しかし、実は、宅建資格を取得し、男性に負けず劣らず活躍している女性がたくさんいるのです!
また、宅建取得によって得られるメリットは、女性が生きていく上で役立つものばかり!
この記事をご覧くださっているのも何かの縁。これを機に、女性のあなたが宅建を取得することによるメリット、家事や育児、パートなどとの勉強の両立方法を知って、独学での宅建取得を目指しませんか?宅建は、きっとあなたの可能性を広げてくれます!
では早速、女性に嬉しい宅建のメリットや独学での勉強方法をご紹介いたします!
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女性に嬉しいメリットいっぱい!宅建試験の現状と取得がもたらすメリットとは?
「不動産業界」や「宅建士」と聞くと、なんとなく男性社会というイメージが強いかもしれません。
きっと、そのイメージは間違いではないと思います。
私が就職活動で不動産業界を概観して感じた印象は「まだまだ男性ばかり」というものでした。
しかし、同時に感じたのは「想像以上にたくさんの女性が活躍している!」ということ。
土地の仕入れや営業という職種で見ると、男性が多いようですが、お客様からの問い合わせやモデルルームでの接客、営業サポートなどは女性が多い印象を受けました。
さらに、企業としても時代の変化に応じて、より多くの女性を雇用しようとする動きが見られます。
ただ、女性が不動産や宅建資格が活きるフィールドに足を踏み込むには、まだまだハードルが高いのも事実ですよね?
宅建を取得したところで、女性の自分に活躍の場が与えられるのか不安になるかと思います。
私も就職活動を念頭に置いて宅建取得を目指していたとき、不安がよぎったことを覚えています。
そこで、以下では、女性で宅建を受験・合格する人が実際にどれくらいいるのかという点や、女性が宅建取得によって得られるメリットをご紹介します。
あなたの挑戦の後押しとなるかも…?
女性の宅建受験の実際は…?
では、宅建試験についての全体像を交えながら、女性の受験や合格についてお話していきたいと思います。
宅建は、例年10月第3日曜日に行われる、年に一度だけしかチャンスがない国家試験です。
特に受験資格は要せず、毎年約20万人の受験者が試験に訪れます。とても人気の国家資格です。
合格率は、約15~17%。単純計算で、合格者は約3万人ということになります。
(参照:一般財団法人 不動産適正取引推進機構)
法律系の国家資格の中では、比較的難易度が低いと言われていますが、決して簡単な試験ではありません。
しっかりと勉強してこそ、合格の可能性がある試験です。「勉強せずに合格できる」「宅建は簡単だよ」なんて声もよく耳にしますが、鵜呑みにはしないでください。油断は禁物です。
試験は、全部で50問。マークシート形式での解答です。4肢択一問題ですが、「正しいものはいくつあるか。」「○○の組合せはどれか。」といった形式での出題もあります。
「4つから1つ選べばいいだけ」という軽い気持ちでは解けない問題も含まれますので、甘く見ないでくださいね。
どれだけ正確な知識が頭に入っているか問われる試験であることを覚えておきましょう。
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では、実際に宅建試験を受験する女性はどれくらいいるのでしょう。
令和元年度の試験結果によると、全体の受験者数220,797人のうち、女性は72,032人となっています。
平成30年度は、全体受験者数213,993人のうち、女性は68,748人です。
平成29年度の試験結果調査によると、同年の全体の受験者数209,354人のうち、女性は65,383人、平成28年度の全体の受験者数198,463人のうち、女性は59,753人となっています。
(参照;一般財団法人 不動産適正取引推進機構)
平成28年度から令和元年度までを見ても、女性の宅建受験者数は増加傾向にあることがわかります。
■全体の受験者数に占める女性の受験者数
令和元年 | 平成30年 | 平成29年 | 平成28年 | |
全体受験者数 | 220,797 | 213,993 | 209,354 | 198,463 |
女性 | 72,032 | 68,748 | 65,383 | 59,753 |
(参照:一般財団法人 不動産適正取引推進機構)
次に、合格者数を見てみましょう。
令和元年度の合格者数は、全体で37,481人のうち、女性は13,293人であり、全体の約35%を占める割合となっています。
平成30年度は、全体の合格者数が33,360人、うち女性は11,522人であり、やはり約35%を占める結果となっています。
平成29年度は、全体合格者数32,644人のうち、女性が10,967人で、全体に占める割合は33,6%、平成28年度は、全体合格者数30,589人のうち、女性は10,139人であり、全体に占める割合は33,1%となっています。
女性の合格者数が全体に全体に占める割合が30%を超えるのは、平成29年度の時点で5年連続であり、過去最高とされています。
これに平成30年度と令和元年度の結果を合わせると、年々その記録を更新していることになります。
また、女性の合格率は、例年男性の合格率よりも高い傾向にあり、令和元年度の合格率は全体が17%、男性16,3%、女性18.5%となっています。
職業別に見た場合、女性の代表として「主婦」の項目を見ると、例年最も合格率が高く、平成29年度の時点で7年連続1位なんです!
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このように、女性の方でも宅建を受験する方は一定数いらっしゃり、その人数は年々増加傾向にあることがわかります。
また、合格率は、例年男性よりも女性の方が高く、女性の代表として「主婦」を取り上げると、なんとその職業別合格率は、平成29年時点で7年連続1位なのです!
不動産や宅建というと、男性の印象が色濃く残る中、データとして明確なのは、女性も宅建に挑戦する人が増えているということです。
性別や職業に関係なく、女性であっても男性に引け目を感じる必要はありません!
宅建取得による女性ならではのメリットとは?
では、宅建を取得することにより、女性にどのようなメリットがあるのでしょうか?
まずは、宅建取得によって活躍の場が広がるということが挙げられます。
宅建は、宅建士に必要不可欠な資格です。不動産取引業を営む会社は、宅建士を一定数設置する義務があります。
宅建士には独占業務があり、不動産取引を行うにはなくてはならない存在なのです。
したがって、その需要が絶えることはありません。不動産業界は男性社会であるイメージが強いものの、女性目線でしかできない物件の案内や、女性ならではの雰囲気の柔らかさがあります。
キッチンや子供部屋、家具の配置などといったことは、実際に家事や育児を行っている主婦や女性の視点から説明された方が説得力があるに決まっています。
女性の雇用を増やしたいと思う企業や、実際に取引を行う消費者目線からすると、女性の宅建士は心強い存在であるといえます。
また、宅建の試験科目は不動産に関する知識や法律の基礎知識が含まれます。
これらの知識は、金融業界や保険業界でも必要なものであり、非常に重宝されるのです。
宅建保有者は、不動産業界だけでなく、その他の業界における就職活動や転職などでも有利になるのです。
育児がひと段落した主婦の方や、現職から不動産業界や金融業界への転職を目指していらっしゃる女性の方は、宅建を取得することによって活躍の場が広がることでしょう。
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宅建取得によって、収入が増える・経済的に余裕が生まれるというメリットもあります。
それは、就職活動や転職活動がスムーズにいく、すぐに仕事が見つかるという意味でもありますし、「資格手当」が支給される会社もあるという意味でもあります。
先ほども申し上げた通り、不動産取引業を営む会社には宅建士の設置義務があります。
ですので、人材確保のために「資格手当」として、基本給にプラスして相場で2万円~3万円を支給する会社も多いのです。
そのため、資格を持っていない従業員よりも年収にしてひと月分ほど多くの給与がもらえる計算になります。
お子さんの学費が必要になったり、旦那さんの収入に不安を感じたり、あるいは自分のお小遣いとしてもお金は必要ですよね。
家庭の事情や景気の状態はいつどうなるかわかりません。
パートナーの収入だけに頼っている状況では、心配がぬぐえないという女性の方もいらっしゃるでしょう。
人それぞれ事情は異なりますが、どんな女性にとっても、収入が増える・経済的に安定するということはとても嬉しいメリットです。このような面でも宅建はとても役立つ資格と言えます。
このように、宅建取得によって得られるメリットは、女性にとって嬉しいものばかり。
就職活動や転職活動がスムーズにいき、不動産業界だけでなく、金融業界などでも重宝される存在になり得ます。
また、仕事が見つかるという意味でも、資格手当が支給される場合があるという意味でも、金銭的に余裕が生まれます。
家庭の事情や景気がどうなるかわからない世の中で、旦那さんやパートナーのみの収入では不安だという女性にもってこいの資格です。メリットを知れば、受験に対するモチベーションも上がるはず!
少し前向きになれたでしょうか?
女性が独学で宅建に合格する勉強方法とは?
不動産や宅建士が活躍する場は、男性社会というイメージが強い中、宅建は意外にも女性にぴったりの資格であることがわかりました。
では、残る問題は勉強方法。家事や育児で忙しい主婦も、現在パートなどを行っている女性の方も、世の女性は本当に忙しいですよね!自分の時間なんてないも同然!
しかも、自分に使えるお金も限られています。そのように、お金も時間も余裕もない女性が選択したい勉強手段が「独学」。
費用面でも時間の融通が利くという面でも、「独学」に勝るものはありません。
では、女性が独学で宅建に合格するためにはどのように勉強を進めていけばよいのでしょうか?
以下で独学を進める上で大切なポイントをご紹介します。
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女性の独学成功の鍵は、「すきま時間」の活用!
女性が独学を成功させるために必要なこと、それは「すきま時間」の活用です!
先述したように、世の女性はお忙しですよね。育児に家事に四六時中手が離せないお母さんや主婦の女性、パートで家計を支える女性の方など、自分の時間なんてないに等しいのが現状です。
そのような中で宅建の勉強を独学で進めるのであれば、忙しい中で少しでも活用できる時間を見つけて、宅建の勉強に充てることが必要です。
宅建の合格に必要な勉強時間は、少なくて100時間、多くて500~600時間だという意見がありますが、合格者の方やスクールなどの多くの意見をまとめると、最低250時間から300時間は必要かと思います。
特に初学者の方(法律や不動産知識に馴染みのない方)は最低でも300時間の確保を目指しましょう。
それが計画の基本です。独学は、自己管理能力が必要不可欠です。
計画は必ず立ててください。本試験まで300時間を確保するとして、1日にどれくらいの勉強時間が確保できるかがスケジューリングには必要になりますが、ここはあなたの生活スタイルに合わせていただいて構いません。
ただし、意識していただきたいのは、毎日宅建に触れること。少しでもいいので、宅建の勉強時間を確保してください。
ただでさえ時間がない中で、膨大な試験範囲を対策する必要があります。
記憶の定着には毎日継続することが必要です。
そういった意味では、家事や育児で毎日の時間の使い方に長けている女性は、勉強も上手くルーティンに組み込めるかと思います。
主婦の方の合格率が高い理由はこういったところにあるのかもしれません。
毎日の家事や育児、パートなどで自分の時間が取れない大忙しの女性たち。そんな女性が宅建に独学で合格するために必要なことは、「すきま時間」を見つけて勉強すること!
本試験までに300時間を確保することを目標に、毎日コツコツ勉強することを心がけましょう。
主婦の方やマルチタスクを得意とする女性にとっては、ある意味独学は合っているかも知れません。日常生活に上手く宅建の勉強を組み込み、独学を成功に導いてください!
女性も宅建取得で活躍の場が広がる‼独学のポイントはすきま時間の使い方!
不動産や宅建というと、何となく男性社会のイメージがあります。
宅建取得を検討中の方には「女性が宅建を取得しても活躍できるのかな?」と素朴な疑問を抱いている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、過去の宅建試験のデータによると、年々女性の受験者数は増加傾向にあるのです!
宅建士として活躍している女性が増えている何よりの証拠ですね。しかも、女性の代表ともいえる「主婦」の合格率は、平成29年の時点で7年連続1位を誇ります。
素晴らしいです。
宅建取得のメリットは、女性に嬉しいことばかり。宅建士への需要が絶えることはなく、就職活動や転職活動がスムーズに進みます。
宅建保有者は、その資格自体もさることながら知識の豊富さから、不動産業界だけでなく、金融業界などでも引っ張りだこ。
女性の活躍フィールドはどんどん広がります。また、宅建には資格手当が支給される場合も多く、その相場は2万円~3万円。
金銭的に潤うことは、お子さんの学費や習い事、家計の足しにしたいという気持ちのある女性の方にとって非常にありがたいメリットです。
お金の面でも宅建はいいことだらけなんですね。
そんな宅建ですが、女性が独学で取得するためにはどのように勉強すればよいのでしょうか。
家事に育児に忙しい女性にとって、独学を成功させる鍵となるのは「すきま時間」の活用です!
合格に必要な勉強時間である300時間を本試験までに確保する計画を立て、上手く時間を見つけて勉強しましょう!
時間の使い方を身に付けていらっしゃる女性の方ならば、独学もお手の物かと思います。
宅建は、意外にも女性にぴったりの資格!あなたの可能性を広げるためにも、これからの女性の社会進出を進めるためにも、迷っている暇はありません。
性別なんて関係ないのです!今すぐ宅建受験の準備を始めましょう!